夏の体調管理面で気をつけたいことの1つはやはり、熱中症です。

症状が進むと命にかかわることがある熱中症ですが、適切な予防法で防ぐことができます。
熱中症対策をしっかりと行いましょう。

本人の意識次第で行える熱中症の予防法はいくつもありますが、
何と言っても水分・塩分の補給が大切です。
のどの渇きを感じた時は既に体内の水分は不足しています。
のどの渇きを感じなくても、こまめに水分をとりましょう。

また、汗には1リットルあたり2~3グラムの塩分が含まれています。
たくさん汗をかいた時に水やお茶だけを飲んでいると、
体の塩分濃度が下がり、筋肉のけいれんを引き起こすことがあります。
スポーツドリンクなどで、適量の塩分をとりましょう。

イオン飲料やナトリウム40~80ミリグラム(100ml中)を含んだ
スポーツドリンク等ならば、水分と同時に適量の塩分を摂取できます。
服装にも気をつけることが大切です。首まわりは熱の放出が多い部分なので、
締め付けないようにして、通気性の良い服装を心がけましょう。

さらに、保冷剤やすだれ、うちわなどを使ったり、首のまわりに冷たくしぼった
濡れタオルを巻いたりするなど工夫してみましょう。

一般的に、高齢者や子どもは一般成人と比べて熱中症にかかりやすいと言われています。
各家庭で熱中症への備えについて話し合うなどして、健康に夏を過ごしたいものですね。